ゴボウの代わりにパセリの根を使って作る「じゃがいも入り筑前煮」
里芋の代わりにじゃがいも。
ゴボウの代わりにパセリの根を使って作る「筑前煮」
筑前煮は、鶏肉、人参、ごぼう、里芋などの野菜を油で炒めて、煮たお料理。
昨年も、ハンガリーにある食材で!と、
里芋の代わりにじゃがいもを使って「筑前煮」を作ってみました。
ハンガリーで作る「じゃがいも入り筑前煮」作り方・レシピ。 は、こちらからどうぞ♡
じゃがいもを使うと、ちょっと肉じゃがのようですが。
鶏肉や根菜類を炒めてから煮る「筑前煮」は、鶏のお出汁がたっぷり◎
ゴボウを煮物に使うと、と〜っても美味しくなるので大好きなのですが。
ハンガリーには、残念ながらごぼうはなく。。
今年は「お雑煮」にも使った「パセリの根」※を加えて、筑前煮を作っていきます◎
ハンガリーで作る!昆布とかつおだしの「お雑煮」作り方・レシピ。 は、こちらからどうぞ♡
※パセリの根は、ハンガリー語で「Fehér répa:フェヘールレーパ(白い人参)」または「Petrezselyem gyökér:ペトレジェイエム ジュケール(パセリの根)」
ハンガリーで作る「筑前煮」の材料は、
鶏もも肉※、人参、パセリの根(ゴボウの代わり)、じゃがいも(里芋の代わり)、えんどう豆、干し椎茸、粉末かつおだし、醤油、砂糖、酒(または白ワイン)、塩。
作る手順は、5つ。
- 鶏肉を炒める。
- 人参、パセリの根を炒める。
- じゃがいもを炒める。
- 干し椎茸、戻し汁、調味料を入れて煮る。
- えんどう豆を入れる。
※鶏もも肉は、大晦日、新年と鶏肉を食べてはいけないという迷信がある、ハンガリーなので、
クリスマス前に新鮮な「骨つき鶏肉」を捌いて、冷凍保存していたものを使用します◎
クリスマス以降は鶏肉がなくなる?「鶏もも肉の捌き方」とハンガリーの年末の鶏肉事情について。 は、こちらからどうぞ♡
「筑前煮」の意味とは?
おせち料理に入っていると嬉しい「筑前煮」
筑前煮の意味って何かな?とちょっと調べてみました。
筑前とは、かつて福岡県北部・西部にあった令制国「筑前国:ちくぜんの国」の一つ。
おせち料理として存在するお料理かと思っていましたが。
実は、福岡県を代表する郷土料理。
全国では、「筑前煮」呼ばれていますが。
福岡県、博多の方言「がめくりこむ」=寄せ集める
とういう意味から「がめ煮」と呼ばれるそうです。
がめ煮には骨つきの鶏肉を使うそうなので、ハンガリーで作る場合、「がめ煮」にしてもいいかも!と◎
おせちの意味としては、具材それぞれに意味があるようですが、たくさんの具材を使って作ることから「家庭円満」の意味が込められているそうです◎
先日、ドナウ川沿いを歩いている時。
空が澄んでいて、眩しいくらい光る月と、
ドナウ川に浮かぶような国会議事堂がきれいだな〜と。
新年が明けて、各国から観光する方々で賑わっていました◎
では。
ゴボウの代わりにパセリの根を使って作る「じゃがいも入り筑前煮」の作り方・レシピをご紹介します♡
ゴボウの代わりにパセリの根を使って作る「じゃがいも入り筑前煮」作り方・レシピ。
:材料:
鶏もも肉の下味
- 鶏もも肉 500g
- 塩 少々
- 酒(または白ワイン) 大さじ1
- 人参 1本
- パセリの根 1本
- じゃがいも 2〜3個
- 干し椎茸 約30g
- お水 100cc
- えんどう豆※ 50g
- 粉末だし 適量
- 酒(または白ワイン) 大さじ3
- 醤油 大さじ2〜3
- 砂糖 大さじ2〜3
- サラダ油(今回は菜種油を使用) 大さじ1
※昨年の秋に、生のまま「えんどう豆」を冷凍保存したものを使用します◎
えんどう豆の冷凍保存の方法は、こちらからどうぞ♡
:作り方:
1. 干し椎茸をお水につけて、戻します。
2. ボウルに鶏もも肉(一口大)、塩、酒(または白ワイン)を入れて下味をつけます。
3. 人参、パセリの根、じゃがいもを乱切りにして用意します。
4. お鍋に油を入れて、②の鶏もも肉を炒めます【写真左】
5. 鶏肉が白っぽくなってきたら③の人参、パセリの根を入れて炒めます【写真中央】
人参とパセリの根に油が馴染んできたら。
6. じゃがいもを入れて、さっと炒めます【写真右】
7. ①の戻した干し椎茸、戻し汁※をお鍋に入れます【写真左】
8. 調味料(粉末だし、酒、砂糖、醤油)を入れてフタをして煮ます※※【写真右】
※干し椎茸がお水をたっぷりと吸い込んでいたので、50ccほどお水を加えて煮ました。
※※じゃがいもに火が通るくらい煮ます◎
じゃがいもに火が通ったら。
9. 食べる直前にえんどう豆を入れてさっと火を通します【写真左・右】
10. お皿に盛り付けて、できあがり♡
今日は、ゴボウの代わりにパセリの根を使って作る「じゃがいも入り筑前煮」をご紹介しました。
ハンガリーにはないお野菜、里芋の代わりにじゃがいも。
ゴボウの代わりに「パセリの根」を使って筑前煮を作ってみました。
ゴボウとは違った風味のパセリの根ですが。
香味のある根菜なので、ほんの少し加えることでコクのある煮物ができたかな、と。
海外にいてもゴボウの代用品として、使うことのできるお野菜だな、と◎
【2023年のおせち料理】
- レモンを加えた「紅白なます」
- さつまいもの「芋きんとん」
- パンを入れて作る「伊達巻」
- パセリの根を使って作る「じゃがいも入り筑前煮」
- 昨年の夏に漬けた「あんずの梅干し・梅漬け」