クリスマス以降は鶏肉がなくなる?「骨付き鶏もも肉」の捌き方とハンガリーの年末の鶏肉事情について。
早いもので、2022年もあと少し。
ハンガリーの友人達もクリスマスに向けて、お料理をしたり、お掃除をしたり、生のもみの木を使ってクリスマスツリーの飾り付けなど、クリスマスの雰囲気になってきました。
クリスマスは、お魚や七面鳥などを食べる習慣があるハンガリーですが。
クリスマスを過ぎると、お肉屋さんで売られている「鶏肉」の量がぐんっと!減ります。
今日は、そんなハンガリーの年末の鶏肉事情について。
ハンガリー語で「鶏モモ肉」は、 csirke comb:チルケ ツォンブ。
csirke:チルケ = 鶏
comb: ツォンブ = もも
ハンガリーの市場やスーパーなどで売られている鶏のもも肉は、大抵「骨付き」なので。
今のうちに鶏肉を購入して、年末のために、お雑煮やおせち用に用意しておくと安心!
「骨付き鶏もも肉」を捌いて、冷凍保存していきます◎
なぜ年末に「鶏肉」がなくなるの?
以前にも、ハンガリーの大晦日と新年の迷信についてご紹介しましたが。
ハンガリーの年末、大晦日と新年に食べると幸運になる!とされている食材は、
「レンズ豆」と「豚肉」
以前ご紹介しました、「レンズ豆の煮込み」や子豚のオーブン焼きなどが幸運になるとされる、大晦日&新年のハンガリー料理。
以前の記事、【ハンガリー料理】幸運のために新年に食べる!「レンズ豆の煮込み」作り方・レシピ。 は、こちらからどうぞ♡
さて。
なぜ、年末に「鶏肉」を食べる習慣がないのかな?というと。
鶏の土を掘る習性 = 幸運を掘り起こしてしまう(奪われてしまう)と、
考えられているので、食べられないようです。
因みに、お魚もハンガリーでは大晦日、新年に食べてはいけない食材なのですが。
その理由は、いいチャンスがあっても泳いで逃げてしまう(失くなってしまう)と。
先日、お肉屋さんにお買い物に行った時。
鶏肉が必要だったら、僕たちは23日まで扱ってるよ〜っと。
スーパーなど、もちろん完全に鶏肉が消える、、ということはないと思いますが。
年末になると購入しづらくなるので、
おせちやお雑煮用に、骨付き鶏もも肉を購入してきました◎
以前、米粉を使って作る「鶏モモ肉の唐揚げ」ご紹介した時も、
「骨付きの鶏もも肉」を、捌いた後、お料理しましたが。
ハンガリーでは日本のように唐揚げ用など、カットされていることはほとんどないので。
今日は、骨付き鶏モモ肉を捌く様子をご紹介します♡
以前の記事、米粉を使って作る「鶏もも肉の唐揚げ」作り方・レシピ。 は、こちらからどうぞ♡
骨付き鶏もも肉の捌き方。
:材料:
- 骨付き鶏モモ肉
:捌き方:
1. 骨付き鶏モモ肉をよく洗います。
2. 鶏モモ肉の骨に沿って、包丁を入れて切り開いていきます【写真左】
3. お肉から切り離すように、関節に向かって包丁入れていきます【写真右】
4. 真ん中の部分の関節(軟骨)から骨とお肉を分ける用にカットします。
切り分けた「鶏モモ肉」【写真左】と取り除いた骨※【写真右】は、こんな感じです◎
※この骨を使って、スープにしていくので捨てずに取っておきます◎
5. お料理用に、鶏もも肉を一口大に切ります。※
※ 筑前煮用に少し大きめの一口大(左側)とお雑煮用に小さめの一口大(右側)に切りました◎
6. ラップに包み、袋に入れて冷凍保存します。
これで、鶏もも肉の冷凍保存が完了しました◎
今日は、ハンガリーの年末の鶏肉事情について。
今のうちに、お肉屋さんで「鶏肉」を購入しておくと、年末に鶏肉を探し回らなくても、、安心!というお話しでした。
さて。
鶏もも肉を捌いた後、残った骨を捨てずに取っておきましたが。
明日は、この骨と鶏ガラを使って作る、簡単「ポトフ」をご紹介します♡
ハンガリーのクリスマスツリー売り場&圧力鍋で加圧10分。鶏の骨と鶏ガラを使って作る!簡単「ポトフ」作り方・レシピ。 は、こちらからどうぞ♡