簡単「いちごジャム」レモンを入れる理由とは?
旬の真っ赤な甘い「いちご」
いちごのヘタを取ってお鍋に入れて、お砂糖と層にして数時間放置。
いちごから水分が出てきたら、強い火力で短時間で仕上げて、最後にレモンを加えて作る、簡単「いちごジャム」
毎年、美味しいうちに!とせっせと「いちごジャム」を作り、保存をしていますが。
以前、いちごジャムの作り方の比較をご紹介しました。
レモンを入れた場合、入れない場合。
短時間で煮る場合、コトコトと長時間かけて煮る場合。
以前の「いちごジャムの比較について」の記事、レモンなし。短時間で作る「いちごジャム」作り方・レシピ。 は、こちらからどうぞ♡
今日は、「いちごジャム」にレモンを入れる?入れない?と迷った時。
私が今までいちごジャム作りをして、感じたことを記載したいと思います◎
材料は、いちご、お砂糖(きび砂糖使用)、レモン。
- いちごをよく洗いヘタをとり、お砂糖をかけ、室温に数時間※置いておく。
- いちごと水分を強火でよく混ぜながら煮て、レモンを加える。
- 煮沸消毒した瓶に詰めて、タオルや布巾などに包んでゆっくりと冷ます。
※今回は、6時間ほど置いておきました◎
「いちごジャム」にレモンを入れる理由とは?
「いちごジャム」にレモンを入れるか?入れないか?問題。
結果からお話すると、私は「いちごジャム」にレモンを入れなくても全く問題ないかな、と思います◎
「いちごジャム」にレモンを入れる理由は、3つ。
- ジャムにとろみをつけるため
- 色鮮やかに仕上げるため
- 美味しくするため(甘味と酸味のバランス)
果物に含まれるペクチンが、ジャムのとろみをつけてる作用がありますが。
レモンにもペクチンがたくさん含まれていて、とろみをつけるために助けてくれるため、レモンを加える、と。
ただし、ペクチンは長時間加熱すると壊れてしまう性質があるので、短時間で!調理することがポイント◎
また、レモンを加えることで色鮮やかになってくれるのは、クエン酸の働き◎
あとは、甘味と酸味のバランスがいいと爽やかなジャムに仕上がるので、いちごの甘さとお砂糖の量などを考えて、レモンの酸味を加えて美味しくする!という理由があるかな、と。
私の場合、いつもいちごの重さに対して15%のお砂糖をいちごと層にして、数時間放置して水分を出して。



短時間で!グツグツと煮ながら、お味見をして、、
少し酸味があったら美味しくなりそう!という場合にレモンを加えています◎



今回は、3.5kgのいちごを使って、ジャムを作りますが。
いちごそのまま!のお味を堪能したかったので、レモンを入れようか、迷った結果。
レモンは、1個(約100g)使用しました◎


ここ最近は30℃を超える気温が続いていたハンガリー。
いちごジャムを作るためにいつもお願いしている農家の方から、
暑くて、来週はもういちごの収穫が終わりそうから、早めに来てね!と念押しされて。
美味しいうちに!と、慌てて「いちごジャム」作り。
今日と明日はキリスト教の祝日、ペンテコステでお休み。
ペンテコステは、ハンガリー語でPünkösd:プンクシュト。
Pünkösd:プンクシュトというと。
芍薬・牡丹のことをハンガリーでは、Pünkösdi rózsa:プンクシュディ ロージャ=ペンテコステのバラと呼ばれていて。
ペンテコステの時期にきれいに咲くことから、こう呼ばれるようになったとか◎
最高気温:30℃ 最低気温:18℃


では。
簡単「いちごジャム」作り方・レシピ。をご紹介します♡
簡単「いちごジャム」作り方・レシピ。
:材料:(作りやすい分量)
- いちご 1kg
- お砂糖(きび砂糖使用)※ 150g
- レモン お好みで
※ハンガリーでは、果物の半分の量(50%)のお砂糖を使用することが一般的ですが。
今回は、いちごの甘味を生かして。
いちご1kgに対してお砂糖(きび砂糖)を150g(15%)使用します◎
:作り方:
1. いちごをよく洗いヘタをとり、お砂糖をかけ、室温に数時間置いておく。
よく洗ったいちごのヘタを取りながら、お鍋の中へ入れていきます。【写真左】
お砂糖をかけます。※【写真右】
※この時、はかりの上にお鍋を置いて、いちごの重さに対して、15%のお砂糖を入れています。


何層かに分けて、ヘタをとったいちご、お砂糖と層にしていきます◎


フタをして【写真左】数時間、放置しておきます※【写真右】
※今回は、約6時間ほど置いておきました。


【6時間後】
上から見ると、お砂糖が溶けているのが見えます【写真左】
お鍋を傾けて見ると、水分がたっぷりと出てきています【写真右】


2. いちごと水分を強火でよく混ぜながら煮て、レモンを加える。
強火で煮はじめます【写真左】
ぶくぶくと泡が出てきました【写真中央】
吹きこぼれないように、焦げないようによく混ぜながら煮ていきます【写真右】



約15分ほど煮ると少しとろみが出てきました【写真左】
レモン果汁を加えて【写真中央】2〜3分混ぜたら、火を止めます※【写真右】
※以前ご紹介しました、農家の友人に教わった短時間で色鮮やかに仕上げる方法!なので、割とサラリとしたジャムに仕上げています◎



3. 煮沸消毒した瓶に詰めて、タオルや布巾などに包んでゆっくりと冷ます。
煮沸消毒した瓶にいちごジャムを詰めて【写真左】しっかりとフタを閉じます【写真右】


タオルや布巾などに包んで【写真左・中央】ゆっくりと冷まします【写真右】



できあがり♡
今日は、レモンを入れる理由と簡単「いちごジャム」をご紹介しました。
旬のいちごは本当に甘くて、いい香り◎
私の場合、いちごそのままのお味が大好きなので、レモンを入れるか、入れないか、、いつも迷うのですが。
レモンを入れることで、甘味に酸味が加わって、爽やかなお味になったり、とろみがついてくれたり、色鮮やかになってくれたりといい効果はたくさんあるので。
その時のいちごのお味に合わせて、お好みで加えるといいかな、と◎