幸運のために新年に食べる!「レンズ豆の煮込み」Lencsefőzelék:レンチェフーゼレーク。
今日は12月31日、大晦日。
ハンガリーでは、日本のお節のように新年に食べる「レンズ豆の煮込み」Lencsefőzelék:レンチェフーゼレーク。
材料は、レンズ豆、玉ねぎ、にんにく、スモークのお肉(またはベーコン)、塩こしょう、お砂糖、お酢、レモン。とスモークの香りに爽やかなレモンと甘さが加わったもの。
今日、大晦日はレンズ豆を煮込み、新年になったらこの煮込みを食べるというのがハンガリーの習慣。
レンズ豆と一緒に煮込んだベーコンのようなスモークのお肉(豚肉)とレモンの皮を添えて、ちょっとだけお味見。。
本来は、明日、1月1日にお豆と豚肉、またはソーセージと食べるのがハンガリーの新年のごはんです◎
ハンガリーの大晦日と新年の迷信。
ハンガリーの大晦日と新年の迷信はいくつかあって。
今日、ご紹介する「レンズ豆」は、新年に食べると裕福になる!とされています。
レンズ豆の形がお金のようだから、、という話も。
鶏肉とお魚は食べてはいけない食材。
その理由は、鶏は土を掘る習性があるので、幸運を掘り起こしてしまう(奪われてしまう)、お魚はいいチャンスがあっても泳いで逃げてしまう(失くなってしまう)と考えられているようです。
なので。今のこの時期は、お肉屋さんでは鶏肉を全く取り扱わないお店もあります。
ハンガリーの年末、新年には豚肉や子豚を食べる習慣があって。
豚肉は食べると幸運がやってくるとされています◎
市場やお肉屋さんにはずらーっと子豚さんがそのまんま、または半身などで売られています、、
市場でお買い物をしている方々が自分のカゴに購入した子豚さんをボンっとそのまんま入れて、お買い物している姿。。
はじめてその光景を見たときは本当に驚きました。
子豚はそのまんまオーブンで焼いたりするのがハンガリー流。
レンズ豆と豚肉の組み合わせが幸運になる食べ物の組み合わせ◎
では。
幸運のために新年に食べる!レンズ豆の煮込み。Lencsefőzelék:レンチェフーゼレークの作り方・レシピをご紹介します♡
【ハンガリー料理】幸運のために新年に食べる!レンズ豆の煮込み。作り方・レシピ。
:材料:
- レンズ豆 400g
- 玉ねぎ 1個
- にんにく 1片
- お水 適宜
- スモークがかかったお肉(またはベーコン) 約50g
- オリーブオイル 適宜
- 小麦粉 大さじ1
- 塩 お好みで
- こしょう お好みで
- 砂糖 大さじ1
- 酢 大さじ3
- マスタード(エストラゴンマスタード) お好みで
- レモン 大さじ2
- パプリカパウダー 小さじ1
- ローリエ 1枚
- サワークリーム お好みで
:作り方:
1. レンズ豆を煮込む前日にお水につけて一晩置いておきます。
2. スモークのかかったお肉(füstölt hús:フシュトゥルト フーシュ)またはベーコンを大きめの角切りにします。
3. お鍋に一晩お水につけたレンズ豆、スモークのかかったお肉、お水を入れてお豆が柔らかくなるまで煮ていきます。(コトコト弱火で約45分煮ました◎)
hagymás rántás:ハジマーシュ ランターシュを作る。
玉ねぎと小麦粉を炒めたものを作っていきます。
4. フライパンにオリーブオイルを入れ、玉ねぎ(みじん切り)とにんにく(みじん切り)を炒めます。
5. 小麦粉を入れて、炒めます。
小麦粉がパサパサしていて、、オリーブオイルが足りなかったのでちょっと追加しました◎
5. 柔らかくなったレンズ豆に④を加えて、火にかけます。
6. お味見をしながら、塩こしょう、お砂糖、お酢、レモン汁、マスタード、パプリカパウダーをお好みで入れてお味を整えます。
7.お皿に盛り付けて、できあがり♡
ハンガリーでは、ソーセージと一緒に食べることが多いですが。
お好みでサワークリームをかけても◎
新年1月1日に食べる習慣なので、今日はレモンの皮をちょっとのせて、一緒に煮たスモークのかかったお肉と一緒にいただきました◎
ハンガリーと今の日本の時差は8時間。
2020年「こにはめも」をたくさんの方に読んでいただいてありがとうございます。
どうぞよいお年をお迎えください♡