こにはめも

ハンガリーのキッチン「Konyha:こには」 より料理とレシピのメモ

【天然酵母】パン生地の「過発酵」と「黒ごまベーグル」ベーグルの成形・焼き方。

【天然酵母】パン生地の「過発酵」と「黒ごまベーグル」

元気な天然酵母、強力粉、全粒粉、薄力粉、水、砂糖、塩、黒ごまを混ぜて作る、

天然酵母の「黒ごまベーグル」

 

昨日、全ての材料を混ぜてパン生地を作り。

室温で12時間寝かせて。

どうなっているかな〜?と様子を見ると、、パン生地が「過発酵」を起こしてしまいました。

 

原因は、おそらく室内の気温が高かったこと。。

 

昨日の記事、【天然酵母】パン生地の「過発酵」と「黒ごまベーグル」生地の作り方・レシピ。 は、こちらからどうぞ♡

konyhamemo.hatenablog.com

「黒ごまベーグル」の作る手順は、8つ。

  1. 天然酵母を元気にする(パン生地を作る前日に用意)
  2. 全ての材料を混ぜて、こねる。
  3. 12時間室温に置いておく。
  4. ベーグル生地を分ける(今回は10個)
  5. ベーグルの形を作る。
  6. 濡れ布巾をのせて、発酵させる(30分)
  7. お湯で茹でる。
  8. オーブンで焼く。

昨日、①〜③のパン生地作りが終わったので。

今日は、④のベーグル生地を分けて。

形を作り、茹でて、「黒ごまベーグル」を焼いていきます◎

【天然酵母】パン生地の「過発酵」と「黒ごまベーグル」

【天然酵母】パン生地の「過発酵」と「黒ごまベーグル」

パン生地の「発酵」とは?

昨日、パン生地の「過発酵」についてご紹介しましたが。

「発酵」するとは、どうゆう状態なのかな?というと。

 

パンの酵母(天然酵母やイースト菌など)が糖分を分解して、炭酸ガスやアルコールを発生させる現象。

 

この炭酸ガスやアルコールをパン生地の中のグルテンが包むことで、ぷくーっと膨らんで美味しいふわふわのパンが出来上がる、と◎

 

さて。

昨日ご紹介しました、大失敗してしまった「過発酵」のパン生地。

いつも通り乾燥しないようにラップをかけて。

室温に12時間放置しておくと、、

パン生地は膨らみましたが、べたーっと柔らかく張りのないパン生地。。

 

全ての材料を捏ねて、12時間置いておく前【写真左】

12時間後【写真右】

パン生地を捏ねて、12時間後の様子。
パン生地を捏ねて、12時間後の様子。
パン生地を捏ねて、12時間後の様子。

あれ??何かがおかしい。。とパン生地を指で、真ん中に寄せてみると、、

気泡、ガスがぷしゅーっと抜けるような、、そんな感触。。

12時間後のパン生地の様子。
12時間後のパン生地の様子。
12時間後のパン生地の様子。

ガスが増えすぎてしまい、、包み込んでくれるはずの「グルテン」が弱くなり、張りがない状態。

取り出すためにボウルにぴたーっとくっついた生地を取ってみると、、

完全にしぼんでしまった「パン生地」

過発酵のパン生地。

過発酵のパン生地。

同じように作り、前回はもっちもちに焼けてくれたベーグルなので。

理想的な「発酵」したパン生地になるように気をつけるポイントは、発酵させる温度環境と時間かな、と。

 

以前の記事、【天然酵母】強力粉と全粒粉で作る「プレーンベーグル」ベーグルの成形・焼き方。 は、こちらからどうぞ♡

konyhamemo.hatenablog.com

 

では。

今日は、そんな天然酵母の「過発酵」してしまった「黒ごまベーグル」の生地を使って作るベーグルの成形・焼く様子をご紹介します♡

【天然酵母】パン生地の「過発酵」と「黒ごまベーグル」ベーグルの成形・焼き方。

天然酵母「黒ごまベーグル」の成形。

1.  打ち粉をした台の上に生地を取り出し、ベーグル生地を10個に分けます。

ベーグル生地を10個に分ける。

ベーグル生地を10個に分ける。

2. 台の上に薄く打ち粉を伸ばし、ベーグル生地をのせます※【写真左】

3. 優しく棒状に伸ばし、Uの形にします【写真中央】

4. くるっと丸めて、ドーナツ状の形にします【写真右】

※パン生地に弾力がなく、ベタっとした感じなので打ち粉は多めに使い。。

生地を伸ばして、くるくる巻いて作るベーグルの成形ではなく、棒状のものをくるっと丸めて作りました。

くるくる巻いて作るベーグルの成形は、こちらからどうぞ♡

天然酵母「黒ごまベーグル」の成形。
天然酵母「黒ごまベーグル」の成形。
天然酵母「黒ごまベーグル」の成形。
天然酵母「黒ごまベーグル」の成形。

オーブンを220℃に設定して温めはじめます◎

5. ④の成形したベーグル【写真左】の上にラップ、布巾をのせて室温で約20〜30分置いておきます※【写真右】

※もうすでに過発酵してしまったパン生地なので、2次発酵は飛ばしてもいいかな〜っと思ったのですが、、いつも通り作ってみました。

成形したベーグルを約20〜30分休ませる。
成形したベーグルを約20〜30分休ませる。
成形したベーグルを約20〜30分休ませる。
天然酵母「黒ごまベーグル」を茹でる。

6. フライパンにお湯を沸かして、片面約1分ずつ茹でます。

天然酵母「黒ごまベーグル」を茹でる。
天然酵母「黒ごまベーグル」を茹でる。
天然酵母「黒ごまベーグル」を茹でる。

7. ⑥の茹でたベーグルをオーブンペーパーを敷いた天板の上にのせます。

オーブンペーパーを敷いた天板の上に茹でたベーグルをのせる。

オーブンペーパーを敷いた天板の上に茹でたベーグルをのせる。
天然酵母「黒ごまベーグル」を焼く。

8. 予め温めていたオーブン220℃で約20〜25分焼きます。

オーブン220℃で約20〜25分焼く。

オーブン220℃で約20〜25分焼く。

9. できあがり♡

【天然酵母】パン生地の「過発酵」と「黒ごまベーグル」

【天然酵母】パン生地の「過発酵」と「黒ごまベーグル」

今回は、天然酵母のパン生地の「過発酵」について、

そのパン生地を使って作る「黒ごまベーグル」をご紹介しました。

 

焼き上がりの香ばしい香りは漂ってきたのですが。

ぷりっともちもち感のあるベーグルには焼きあがらず。。

半分にカットしてみると、中はこんな感じです◎

【天然酵母】「黒ごまベーグル」を半分にカットすると。

【天然酵母】「黒ごまベーグル」を半分にカットすると。

お部屋の温度や湿度、お天気などさまざまな環境の違いでも変わってくる「天然酵母」ですが。

 

改めて。

「天然酵母」の様子を見ながら、パン生地作りをする大切さを教えてもらったような。

 

黒ごまの香ばしいベーグル。

次回は、パン生地が過発酵してしまわないように温度管理、発酵する時間を調整して。

またリベンジしてみたいな、と思います。