【オーストリア料理】オーストリア料理の基本!透明なビーフコンソメスープ「Klare Rindsuppe:クラーレ リントズッペ」
ハンガリーのお隣の国、オーストリアを代表する牛肉のコンソメスープ「Klare Rindsuppe:クラーレ リントズッペ」
オーストリアの公用語はドイツ語。
「Klare Rindsuppe:クラーレ リントズッペ」の意味は、
Klare: クラーレ = 透明な
Rind: リント = 牛肉
suppe: ズッペ = スープ
コトコトと時間をかけて作る牛肉のスープは旨味がぎゅ〜っと詰まった、濃い茶色の透き通ったスープ「「Klare Rindsuppe:クラーレ リントズッペ」
このスープを使って、以前ご紹介しましたオーストリアの「じゃがいもサラダ」を作ったり。
色々なお料理に使える、ビーフコンソメスープ◎
以前の記事、オーストリアの「じゃがいもサラダ」作り方・レシピ。Kartoffelsalat:カルトッフェルザラート。 は、こちらからどうぞ♡
材料は、牛肉、牛骨、玉ねぎ、にんにく、人参、パセリの根、セロリの根、ローリエ、塩、こしょう、ジュニパーベリー(またはオールスパイス)※、チャイブ。
※以前、豚骨スープを作る際にもオールスパイスを使用しました◎
作る手順は、6つ。
- 玉ねぎ(皮付き)を半分にカットして焼く。
- 牛肉、牛骨をよく洗う。
- ①と②、にんにく、ローリエ、オールスパイス、塩、こしょうを入れて煮る。
- アク、脂を取り除く。
- お野菜(にんじん、パセリの根、セロリの根)を入れて煮る。
- 塩、こしょうでお味を整え、チャイブを入れる。
コトコトと煮込むだけなので、手間はそこまでかからないスープですが。
私がここは大事!と思うポイントは、2つ。
- 玉ねぎを皮付きのままこんがりと焼く。
- 食べる時にチャイブを入れる。
①の玉ねぎは、半分にカットして、油をひかずにそのまま焼いて。
焼き色のついたものを一緒に煮込んでいきます。
これが、スープのきれいな濃い茶色になるポイント◎
②のチャイブ※は、細長いネギのようなハーブ。
オーストリアに行くと必ずこの牛肉のコンソメスープ「Klare Rindsuppe:クラーレ リントズッペ」の中に入っていて。
チャイブのネギのような独特な香りがスープにぴったりだな〜と◎
※ハンガリー語で「snidling:シュニ(ド)リング」ドイツ語で「Schnittlauf:シュニットラウフ 」
ハンガリーの「Gulyás:グヤーシュ 」とオーストリアの「Gulasch:グーラッシュ」
ハンガリーを代表するスープ、というと。
以前にもご紹介しました「Gulyás leves:グヤーシュ レヴェシュ」
以前の記事、ハンガリー人直伝!本場「Gulyás leves: グヤーシュ レヴェシュ」作り方・レシピ。 は、こちらからどうぞ♡
オーストリアにも「Gulasch:グーラッシュ」と呼ばれる同じような牛肉の煮込み料理があって。
具材は似ているのですが、何が違うか?というと。
オーストリアのグーラッシュは、小麦粉などでとろりとしたシチューのようなお料理。
ハンガリーのグヤーシュは、サラサラとしたスープ。
以前、ブダペストの東駅からウィーンまで電車で約2時間半で行くことができることをご紹介しました。
やはりオーストリアは、ハンガリーのお隣の国なので、似たような食文化があるのかな、と◎
以前の記事、ブダペスト最大の駅、東駅からウィーンへ日帰り旅行? は、こちらからどうぞ♡
では。
今日はオーストリア料理の基本!と言われる、透明なビーフコンソメスープ「Klare Rindsuppe:クラーレ リントズッペ」の作り方・レシピをご紹介します♡
【オーストリア料理】オーストリア料理の基本!透明なビーフコンソメスープ「Klare Rindsuppe:クラーレ リントズッペ」作り方・レシピ。
:材料:
- 牛肉 1kg
- 牛骨 1kg
- 玉ねぎ 2個
- にんにく 2〜3片
- にんじん 3本
- パセリ(葉・根) 2本
- セロリの(葉・根)(またはセロリ) 1個(1本)
- 塩 お好みで
- こしょう お好みで
- ローリエ 2〜3枚
- ジュニパーベリー(またはオールスパイス) 10個
- チャイブ お好みで
スーパーでは手に入らないユニークなお肉が、500種類【ミートガイ】
:作り方:
1. 玉ねぎを洗い【写真左】、皮付きのまま半分にカットします【写真右】
2. スープを作る大きなお鍋に玉ねぎを入れて焦げ目をつけます※
※油は使わずにそのまま焼きます。
3. 牛肉、牛骨をよく洗います。
4. ②のお鍋によく洗った牛肉、牛骨、焦げ目のついた玉ねぎを入れます【写真左】
5. ひたひたになるくらいのお水、塩、こしょう、ローリエ、ジュニパーベリー(またはオールスパイス)を入れて、煮ていきます※【写真右】
※アクが出てきたら、取り除き、お肉が柔らかくなるまでコトコトと煮ると◎
お肉が柔らかくなり、いい濃い茶色のスープができてきました◎【写真左】
すぐにお野菜を入れてもいいのですが。
今回は、脂を取り除きたかったので、一度冷まして牛脂が固まったものを取り除き【写真中央・右】、その後にお野菜(人参、パセリの根、セロリの根)を加えて煮ました。
6. 人参、パセリの根(縦に乱切り)、セロリの根、を大きめにカットして、パセリの葉とセロリの葉も加えて煮ていきます【写真左】
7. お野菜が柔らかくなってきたら、塩、黒こしょうをお好みで入れてお味を整えます【写真右】
8. お皿にお好みの具材とスープを盛り付けて、チャイブ(刻んだもの)を散らして、できあがり♡
今日は、オーストリアのビーフコンソメスープ「「Klare Rindsuppe:クラーレ リントズッペ」をご紹介しました。
このビーフコンソメスープを使って、別のお料理を2品。
ウィーンで有名な仔牛のカツレツ、 Wiener Schnitzel:ヴィーナーシュニッツェルなどに添えていただく、本場のじゃがいものサラダ「Kartoffelsalat:カルトッフェルザラート」
そして。
クレープ生地を細長く切ってパスタのようにスープに入れていただく「Frittatensuppe:フリッターテンズッペ」を作っていきます◎