【オーストリア料理】クレープ生地を細切りにして食べるコンソメスープ「Frittaten suppe:フリッターテン ズッペ」
濃厚なビーフコンソメスープに、クレープ生地を細切りにしてパスタのようにスープと一緒にいただくオーストリア料理。
「Frittaten suppe:フリッターテン ズッペ」
先日、オーストリア料理の基本!透明なビーフコンソメスープ「Klare Rindsuppe:クラーレ リントズッペ」をご紹介しました。
【オーストリア料理】オーストリア料理の基本!透明なビーフコンソメスープ「Klare Rindsuppe:クラーレ リントズッペ」作り方・レシピ。 - こにはめも
このビーフコンソメスープにクレープ生地を細く切って、パスタのようにスープに入れていただくシンプルなお料理。
スープに入れると、スープを吸いこんでもちもちとした食感が◎
材料は、牛乳、卵、小麦粉、塩、こしょう(お好みで)。
作る手順は、3つ。
- 材料を混ぜる。
- フライパンで薄く焼く。
- くるくるっと生地巻いて細切りにする。
クレープを焼く手順と全く同じですが。
お好みで塩、こしょうを入れて、小麦粉を数回に分けて混ぜることがポイント◎
たっぷりのチャイブを入れて、ビーフコンソメの濃厚なお味にマイルドなねぎのようなチャイブの香りがぴったりのスープ。
オーストリア、ウィーンに行くと必ずと言っていいほど食べたくなる大好きなスープの一つです◎
クレープ生地「Palatschinken:パラチンケン」と「Frittaten:フリッターテン」の違いとは?
以前ご紹介しました、ハンガリーのクレープは「Palacsinta:パラチンタ」(ハンガリー語)と呼ばれるのですが。
お隣の国、オーストリアのクレープは「Palatschinken:パラチンケン」(ドイツ語)
似たような言葉だな〜とちょっと調べてみました。
語源は、ラテン語の「Placenta:プラケンタ」
古代ギリシャ・ローマ世界を発祥とするお料理のようで。
紀元前350年、古代ギリシャの詩人が記したものが最古の言及とか。
以前のハンガリーの「Palacsinta:パラチンタ」の記事、【ハンガリーのお菓子】牛乳消費に!クレープ生地「palacsinta:パラチンタ」&カッテージチーズクリーム。作り方・レシピ。 は、こちらからどうぞ♡
さて。
今回のスープに入れる「Frittaten:フリッターテン」は、クレープ「Palatschinken:パラチンケン」と何が違うのかな?というと。
材料はこしょう以外は同じなので、厳密な違いはなさそうですが。
私が感じる違いは、生地の濃さ。
クレープ生地「Palatschinken:パラチンケン」はさらっとした感触ですが。
スープに入れる「Frittaten:フリッターテン」は、とろりとした生地。
とろりとしているので、焼く時に厚くならないように、
フライパンに油をひいたら、薄くなるようにさっと生地を入れて焼くことがポイントかな、と◎
では。
【オーストリア料理】クレープ生地を細切りにして食べるコンソメスープ「Frittaten suppe:フリッターテン ズッペ」作り方・レシピをご紹介します♡
【オーストリア料理】クレープ生地を細切りにして食べるコンソメスープ「Frittaten suppe:フリッターテン ズッペ」作り方・レシピ。
:材料:
Frittaten:フリッターテン
- 牛乳 250g
- 卵 2個
- 薄力粉 150g
- 塩 少々
- こしょう お好みで
- ビーフコンソメスープ※ 適量
※市販のコンソメスープを使用する場合は、お水に適量のコンソメスープの素を入れて温めると◎
:作り方:
ビーフコンソメスープを温める。
自家製ビーフコンソメスープを冷蔵庫で保存していたものを取り出します。
スープがぷるぷるに固まり、牛脂が表面に出ているものを【写真左】取り除き【写真中央】温めます【写真右】
Frittaten:フリッターテンの生地を作る。
1. ボウルに牛乳、卵、塩、こしょう※を入れて混ぜる。
※今回は、お塩だけ入れました◎
2. 薄力粉を数回に分けて※少しづつ入れて、泡立て器で混ぜます。
※分けることでダマになりにくくなるので、
5回に分けて、少しづつ加えて混ぜました。
薄力粉を入れる(1回目)【写真左】薄力粉を入れて(5回目)【写真中央】混ぜる【写真右】
フライパンで焼く。
1. フライパンにキッチンペーパーなどで薄く油をひきます。
2. 温めたフライパンで、両面を焼いていきます。
Frittaten:フリッターテンの焼き上がりは、こちら♡
Frittaten:フリッターテンを細切りにする。
1. 焼き上がった生地の粗熱をとります。
2. 焼き上がった全ての生地をくるくるっと巻いてまとめます【写真左】
3. 細切り(約5〜7mm幅)にカットします【写真右】
出来上がったものは、こちら♡
「Frittaten suppe:フリッターテン ズッペ」を盛り付ける。
1. チャイブを刻みます【写真左】
2. 器にフリッターテンを入れます【写真右】
3. 予め温めていたビーフコンソメスープを注ぎ入れ、チャイブを散らして、できあがり♡
今日は、クレープ生地を細切りにして食べるオーストリア料理「Frittaten suppe:フリッターテン ズッペ」をご紹介しました。
とってもシンプルなお料理ですが、
コトコトと煮込んだビーフコンソメスープを使って。
濃厚な牛肉のお出汁を楽しめるスープだな、と◎
いろんなお料理に活用できる、ビーフコンソメスープ。
ウィーンで有名な仔牛のカツレツ、 Wiener Schnitzel:ヴィーナーシュニッツェルに添えていただく、本場のじゃがいものサラダ「Kartoffelsalat:カルトッフェルザラート」もおすすめです◎
【オーストリア料理】ビーフコンソメを使って作る!じゃがいもサラダ「Kartoffelsalat:カルトッフェルザラート」作り方・レシピ。 は、こちらからどうぞ♡