【イタリア料理】本場イタリアの仔牛のスネ肉の煮込み「オッソブーコ」
仔牛のスネ肉の煮込み「Ossobuco:オッソブーコ」
骨付きの仔牛のスネ肉を人参、セロリ、ブイヨンスープ、白ワインなどと一緒に煮込んだお料理。
イタリアのロンバルディア州を代表する一品。
トマトを入れて煮込むものもありますが、今日はお肉とお野菜だけで煮込んだ「Ossobuco:オッソブーコ」
イタリア語でOsso:オッソは、骨。Buco:ブーコは、穴。
仔牛のスネ肉の真ん中には骨がついていて、コトコトと煮込んでいくとお肉は柔らかくその骨の中の髄もトロンと食べられる状態になるので。
そこの骨の中の髄がだんだん縮んで、空洞ができて穴があいたように見えたから?オッソブーコと名前がついたとか。
この「オッソブーコ」作り方はとってもシンプルですが、コトコト煮込む時間が必要。
約1時間〜2時間弱火でゆ〜っくり煮込んでお肉がほろほろっと柔らかくなるまで時間をかけます。
出来上がった「オッソブーコ」に、gremolada:グレモラーダと呼ばれる、パセリ、レモンの皮、にんにくをみじん切りにして混ぜたものをかけていただきます♡
付け合わせは、本来は「Risotto alla milanese:リゾット アッラ ミラネーゼ」と呼ばれるサフランのリゾットと合わせるのが主流ですが、、
今日はシンプルにチーズリゾットを添えて美味しくいただきました♡
イタリア人の友人直伝!パルメザンチーズのリゾット「Risotto al parmigiano:リゾット アル パルミジャーノ」作り方・レシピ。 は、こちらからどうぞ♡
骨の髄を食べる?
ハンガリーにも「velőscsont:ヴェルーシュ チョント」と呼ばれる牛肉の骨を煮込んだものがあり、骨の中の髄を食べる習慣があります。
食べ方は、カリカリのトーストに生のにんにくをすりこんで。
骨の髄をのせて少しお塩をかけて食べるという、こってりだけど赤ワインなどにぴったりの一品。
はじめは、「骨の髄」って食べてもいいの?!とちょっとびっくりしましたが、
かなりこってり濃厚なお味なので、たくさんは食べられませんが、、なかなか美味しいおつまみになります。
イタリアのこの「オッソブーコ」の骨の髄は、パンと一緒に食べるのではなく。
お肉にのせたり、リゾットと一緒に食べるんだよ〜とイタリア人の友人は教えてくれました。
今日は、朝はダウンを着て出かけないと寒いくらい冷えていました。
こう寒くなってくると、身体の温まるご飯が美味しく感じられますね。
本場イタリアの仔牛のスネ肉の煮込み「Ossobuco:オッソブーコ」の作り方・レシピをご紹介します♡
本場イタリアの仔牛のスネ肉の煮込み「オッソブーコ」作り方・レシピ。
:材料:
Ossobuco:オッソブーコ
- 仔牛のスネ肉(骨付き) 3枚(食べる人数分の枚数)
- 玉ねぎ 1個
- セロリ 1本 ※
- ニンジン 1本
- にんにく 1片
- 塩 お好みで
- 黒こしょう お好みで
- セージ 1〜2枝
- オリーブオイル 大さじ1
- 白ワイン 100cc
- ブイヨンスープ 200〜300cc
※ハンガリーではセロリの根が一般的に売られているので、今日はセロリ1個使用しています。
セロリの根についてご紹介している過去の記事はこちらからどうぞ♡
gremolada:グレモラーダ
- レモンの皮 大さじ1
- パセリ 大さじ2
- にんにく お好みで(今回は諸事情のため入れませんでした◎)
:作り方:
1. 仔牛のスネ肉(骨付き)をきれいに洗って、キッチンペーパーで水分をよくふき取ります。
2. にんにく、玉ねぎ、人参、セロリ(根)をみじん切りにします。
3. 仔牛のスネ肉(骨付き)に小麦粉を両面まぶします。
4. フライパンにオリーブオイルを入れ、両面いい色に焼いていきます。
5. いい色に焼けてきたら、一度お肉を取り出し、にんにく、玉ねぎ、人参、セロリをさっと炒めます。
6. フライパンに④のお肉を戻し、ブイヨンスープ、白ワイン、セージを入れて弱火でコトコト煮込みます。(水分が少なくなってきたら、ブイヨンスープを足すと◎)
7. お肉が柔らかくなってきたら、お味見をして塩、こしょうをしてお好みのお味に調整します。
gremolada:グレモラーダを作る。
8. パセリ、レモンの皮、にんにく(お好みで)みじん切りにして、混ぜます。
9. お皿にOssobuco:オッソブーコを盛り付けて、お肉の上に⑧のGremorada:グレモラーダをかけます。
10. できあがり♡