こにはめも

ハンガリーのキッチン「Konyha:こには」 より料理とレシピのメモ

【ハンガリー料理】赤ワインをたっぷり使って作る「仔牛のグヤーシュ:Borjú gulyás leves」作り方・レシピ。

【ハンガリー料理】赤ワインをたっぷり使って作る「仔牛のグヤーシュ:Borjú gulyás leves」

ハンガリーを代表するスープ「グヤーシュ」

本来は、牛すね肉を使って。

トマト、パプリカ、人参、セロリ、じゃがいもを入れたシチューのようなスープ。

今日は、仔牛のすね肉を使って、赤ワインとじっくり煮込んで作る仔牛のグヤーシュ「Borjú gulyás leves:ボルユー グヤーシュ レヴェシュ」

 

牛すね肉を使ってのレシピ、ハンガリー人直伝!本場「Gulyás leves: グヤーシュ レヴェシュ」作り方・レシピ。 は、こちらどうぞ♡

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お料理好きなハンガリー人の友人、お肉屋さんや農家の方などいろんな方からどのように「グヤーシュ」を作るか、教えてもらったりしますが。

それぞれに本当にいろ〜んなこだわりがあって。

 

赤ワインは使う、使わない。

パプリカパウダーを先に入れるか、後に入れるか、などなど。

 

パプリカパウダーを入れるタイミングについては、以前ご紹介しましたが。

パプリカパウダーを先に入れるとこっくりできて、後に入れるとパプリカの香りを楽しめる感じ◎

 

以前の記事、【ハンガリー料理】「Gulyás leves:グヤーシュ レヴェシュ」作り方・レシピ。パプリカパウダーを入れるタイミングとは? は、こちらからどうぞ♡

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今日は、パプリカパウダーを先に入れて、赤ワインをたっぷりと使って作ります◎

 

作る手順は、6つ。

  1. にんにく、玉ねぎを炒める。
  2. 牛肉(仔牛の肉)を炒める。
  3. パプリカパウダー、クミンシードを入れる。
  4. 赤ワイン、パプリカ、トマト、ローリエを入れて煮る。
  5. 人参、セロリなどを入れて、お水を入れて煮る。
  6. じゃがいもを入れて煮る。

 

赤ワインを入れる入れないは、お好みですが。

入れたほうが牛肉の旨味が引き立ち、スープのお味の深みが出るかな〜と◎

【ハンガリー料理】赤ワインをたっぷり使って作る「仔牛のグヤーシュ:Borjú gulyás leves」

【ハンガリー料理】赤ワインをたっぷり使って作る「仔牛のグヤーシュ:Borjú gulyás leves」

「仔牛のすね肉」

ここ最近、ぐっと冷えてきたハンガリー。

煮込んだスープが食べたいな、、とお肉屋さんに出かけると。

牛すね肉が売り切れ。。

みんなこう寒いと「グヤーシュ」を食べたくなるのかな〜と思い、お肉屋さんに「グヤーシュ」にする代わりのお肉を尋ねると。

オススメしてもらった「仔牛のすね肉」

 

仔牛の方が美味しくできるのでは!?と聞くと。

牛肉の方がコクがあり、仔牛の方があっさりできると。

本来の「グヤーシュ」は牛肉を使うことが一般的。

 

これは、試してみよう!と購入してきました◎

仔牛のお肉というと、イタリアの「オッソブーコ」が頭をよぎりますが。

今日は、骨付きではなく、すね肉。

 

ハンガリー語で「仔牛のすね肉」は、

Borjú:ボルユー =仔牛

lábszár:ラープサール =すね肉

 

以前の記事、本場イタリアの仔牛のスネ肉の煮込み「オッソブーコ」作り方・レシピ。 は、こちらからどうぞ♡

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仔牛のすね肉「Borjúlábszár:ボルユーラープサール」
仔牛のすね肉「Borjúlábszár:ボルユーラープサール」
仔牛のすね肉「Borjúlábszár:ボルユーラープサール」

スーパーでは手に入らないユニークなお肉が、500種類【ミートガイ】 

では。

赤ワインをたっぷり使って作る「仔牛のグヤーシュ:Borjú gulyás leves」作り方・レシピをご紹介します♡

【ハンガリー料理】赤ワインをたっぷり使って作る「仔牛のグヤーシュ:Borjú gulyás leves」作り方・レシピ。

:材料:

「仔牛のグヤーシュ:Borjú gulyás leves」
  • 仔牛のすね肉  700g
  • 玉ねぎ 2〜3個
  • にんにく 2片
  • トマト 1個
  • パプリカ 1個
  • セロリの根 1/2個 ※
  • パセリの根 1本※※
  • 人参 1本
  • じゃがいも 2〜3個
  • 塩 適量
  • こしょう 適量
  • 赤ワイン 200〜250cc
  • パプリカパウダー 大さじ3
  • クミンシード 小さじ1/2
  • ローリエ 1枚
  • チリペッパー お好みで
  • オリーブオイル   適量
  • パセリ お好みで

※セロリの根の代わりにセロリでも代用可能です◎ 

※※ない場合は、セロリだけでも◎またはごぼうで代用も可能です◎

 

グヤーシュにパンを添えて、または手作りパスタ「Csipetke:チペトケ」を入れても◎

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:作り方:

1. お鍋にオリーブオイルを入れて、にんにく(粗みじん切り)を炒めます。

2. にんにくの香りがしてきたら、玉ねぎ(粗みじん切り)、塩、こしょうをして炒めます。

3. 一口大にカットした仔牛のすね肉を入れ、塩、こしょうをして炒めて【写真左】フタをして煮ます(約10分)【写真右】※

※フタをして水分が出てくるまで◎

オリーブオイルでにんにく、玉ねぎ、すね肉を炒めてフタをする。
オリーブオイルでにんにく、玉ねぎ、すね肉を炒めてフタをする。
オリーブオイルでにんにく、玉ねぎ、すね肉を炒めてフタをする。

4. パプリカパウダー、クミンシードを入れて混ぜます。

パプリカパウダー、クミンシードを入れて混ぜる。
パプリカパウダー、クミンシードを入れて混ぜる。
パプリカパウダー、クミンシードを入れて混ぜる。

5. 赤ワインを加えます【写真左】

6. パプリカ、トマト(角切り)、ローリエを入れて、コトコトと約1時間ほど煮ていきます【写真右】

赤ワイン、 パプリカ、トマト、ローリエを入れて煮る。
赤ワイン、 パプリカ、トマト、ローリエを入れて煮る。
赤ワイン、 パプリカ、トマト、ローリエを入れて煮る。

7. 大体お肉が柔らかくなってきたら【写真左】人参、パセリの根、セロリの根(乱切り)、セロリの茎・葉、ひたひたになるくらいのお水、塩、こしょうを入れて約30分煮ていきます※【写真右】

※お野菜が大体柔らかくなるまで煮ます◎

人参、パセリの根、セロリの根(乱切り)、セロリの茎・葉、お水、塩、こしょうを入れて煮込む。
人参、パセリの根、セロリの根(乱切り)、セロリの茎・葉、お水、塩、こしょうを入れて煮込む。
人参、パセリの根、セロリの根(乱切り)、セロリの茎・葉、お水、塩、こしょうを入れて煮込む。

8. じゃがいも(乱切り)を入れて柔らかくなるまで煮ます。

9. 塩、こしょう、チリパウダーなどでお好みのお味に調整します。

じゃがいもを入れて煮て、塩、こしょう、チリパウダーなどでお好みのお味に調整する。

じゃがいもを入れて煮て、塩、こしょう、チリパウダーなどでお好みのお味に調整する。

10. お皿に盛り付けて、できあがり♡

【ハンガリー料理】赤ワインをたっぷり使って作る「仔牛のグヤーシュ:Borjú gulyás leves」

【ハンガリー料理】赤ワインをたっぷり使って作る「仔牛のグヤーシュ:Borjú gulyás leves」

赤ワインをたっぷり入れて、仔牛のすね肉で作ったグヤーシュ。

脂肪分の少ない仔牛のお肉に赤ワインを入れたこと、

パプリカパウダーも先に入れて一緒に煮込むことであっさりとした中にもコクのあるグヤーシュになりました◎

 

この食べ応えのある「グヤーシュ」の後。

ハンガリーでは、カッテージチーズのパスタや、昨日ご紹介しましたカッテージチーズのお団子などデザートを食べることが習慣◎

ちょっとハンガリーの雰囲気を味わいたい時にでも、ぜひお試ししてみてください◎

 

【ハンガリーのお菓子】カッテージチーズのお団子「Túrógombóc:トゥーローゴンボーツ」作り方・レシピ。 は、こちらからどうぞ♡

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