あんずで作る!塩分15%「手作り梅干し・梅漬け」カビないように気をつけることとは?
梅の代わりにあんずを使って作る「手作り梅干し・梅漬け」
海外にいても素朴なおばあちゃんが漬けた梅干し・梅漬けが食べたい!と思い作り始めた、あんずの「梅干し・梅漬け」
ハンガリーには梅がないので。
ハンガリーでも簡単に手に入る「アプリコット」を使って、
一昨年はじめてあんずの梅干し・梅漬けを作ってみました。
一昨年(2021年)の記事、
あんずで作る「梅干し・梅漬け」塩分15% 作り方・レシピ。 は、こちらからどうぞ♡
材料は、3つ。
お塩と殺菌用のアルコールとあんずと、とってもシンプル◎
漬けて置いておくだけで、
おばあちゃんが漬けてくれていたような、素朴でほのかにあんずの香りがする「梅干し・梅漬け」が出来上がってくれました◎
今年も!
あんずの季節がやってきたので、あんずを使って「手作りの梅干し・梅漬け」を作っていきます。
材料は、あんず、塩、殺菌用のアルコール。
今回、使用するあんずは、「Magyar kajszi:マジャール カイシ」
ハンガリー語の意味は、
Magyar:マジャール = ハンガリーの
Kajszi:カイシ = アプリコット。
「ハンガリーのアプリコット」
名前の通り、ハンガリー産の品種です。
水分量が多くジューシー、甘い香りと丸い形が特徴で。
梅干しを作るために!と、硬く青っぽい小さめのあんずを選んできました。
作る手順は、5つ。
- あんずをきれいに洗い、ヘタを取る。
- 瓶を熱湯消毒&アルコール消毒。
- アルコールであんずの表面を殺菌する。
- 瓶にあんず、お塩と層にして入れていく。
- 冷暗所に置いておく。
お塩は、ヒマラヤの岩塩を使用【写真左】
殺菌用のアルコールは、昨年と同様、アプリコットで作られた「Pálinka:パーリンカ」※を使用します【写真右】
※友人からいただいた手作りのアプリコットのハンガリーの蒸留酒「Pálinka:パーリンカ」のアルコール度数は、50度◎
「手作り梅干し・梅漬け」カビないように気をつけることとは?
一昨年にはじめて作り始めたあんずの「梅干し・梅漬け」
塩分15%のものと、減塩した塩分10%のものと2種類作ったのですが。。
塩分15%であんずの「梅干し・梅漬け」を作り、1週間経過すると。
順調に梅酢ではなく、「あんず酢」がでてきてくれて、重石を入れてみました◎
あんずで作る「梅干し・梅漬け」塩分15% 一週間経過。重石を入れる? は、こちらからどうぞ♡
しかし!
塩分10%で作ったものは、、カビが発生!
カビの対処法について記載した記事、
あんずで作る「梅干し・梅漬け」塩分10% 一週間経過。カビの対処法? は、こちらからどうぞ♡
昨年は、そんなカビ事件など発生しないように、、塩分15%であんずの「梅干し・梅漬け」作りをしました◎
昨年(2022年)の記事、
ハンガリーで作る!塩分15%「あんずの梅干し・梅漬け」作り方・レシピ。
は、こちらからどうぞ♡
さて。
今回、カビないように気をつけてみたポイントは、2つ。
- 瓶の熱湯消毒
- アルコール殺菌(瓶とあんず)
瓶の大きさは1700ml。
1.5Lほどの熱湯を瓶の中へ入れて、熱湯殺菌をして【写真左】
しばらく置いた後、お湯をザーッと流して、熱湯殺菌しました◎【写真右】
そして。
熱湯消毒した瓶に、アルコールを入れて全体に付着するように回して【写真左・中央】
杏子は、たっぷりのアルコールにコロコロと転がして、アルコール殺菌をします◎【写真右】
では。
カビないように気をつけて、、あんずで作る!塩分15%「手作り梅干し・梅漬け」の作り方・レシピをご紹介します♡
あんずで作る!塩分15%「手作り梅干し・梅漬け」作り方・レシピ。
:材料:
今回は、1700mlのびん瓶を使用します。
- あんず 約1kg※
- 塩 150g(あんずに対して15%)
- 殺菌用のアルコール(パーリンカ使用※※) 適量
※あんずの大きさによって入る量が変わってきますが、
瓶に入れたあんずの量によって、塩分は調整すると◎
※※今回は、ハンガリーの蒸留酒「Pálinka:パーリンカ(アルコール度数50°)」を使用しましすが、アルコール度数の高いものであればok◎
:作り方:
1. あんずをきれいに洗い、ヘタを取る。
あんずをきれいに洗って【写真左】ヘタを爪楊枝などで傷がつかないように優しくとって、水分を切るためにキッチンペーパーなどにのせます【写真右】
2. 瓶を熱湯消毒&アルコール消毒する。
瓶に熱湯を注ぎ入れて【写真左】しばらく置いた後、お湯を流します【写真右】
アルコールを瓶の中へ入れて【写真左】ビンをくるくると回しながら全体にアルコールが付着するようにします【写真右】
3. アルコールであんずの表面を殺菌する。
①のあんずの水分を拭き取りながら、ボウルなどに入れます。
アルコールを入れて、あんずをコロコロと転がします。
4. 瓶にあんず、お塩と層にして入れていく。
③のあんずを瓶の中へ入れます【写真左】
あんずの重さに対して15%のお塩を入れます【写真右】
キュッキュとあんずを入れて、お塩を入れて、と交互に瓶の中へ詰めていきます。
最後に③でボウルに残ったアルコール(今回はハンガリーの蒸留酒「パーリンカ」)をカビ防止のために中へ入れてみました。
出来上がったものは、こんな感じです◎
5. 冷暗所に置いておく。
キュッキュと詰めて、ぴったりと瓶にあんずが約1kg入ってくれました◎【写真左】
フタをして、冷暗所に置いておきます【写真右】
【約12時間後】
約12時間、涼しいところに置いておくと。
少しずつ「梅酢」ではなく、「あんず酢」が出てきていきます◎
さらに12時間経過。
【約24時間後】
じわじわっと少し「あんず酢」が増えてきています◎
今日は、あんずで作る!塩分15%「手作り梅干し・梅漬け」をご紹介しました。
カビないように、念入りに瓶の熱湯殺菌と瓶とあんずのアルコール殺菌して作ってみました。
順調に「あんず酢」が出てきているので、しばらく様子を見ていこうと思います◎