辛子と白ごまをかけて食べる!簡単「ふろふき大根」
大根をお米の研ぎ汁で下茹でして。
昆布とほんの少しのお醤油、塩、白ワインで煮た「ふろふき大根」
ここハンガリーでは、なかなか手に入りにくい日本酒。
お酒の代わりに白ワインを使って、シンプルに昆布のお出汁で煮て。
辛子と白ごまでいただくあっさりさっぱりの「ふろふき大根」
以前にも「ふろふき大根」と「肉味噌」の作り方・レシピをご紹介しました。
ハンガリーで手に入るもの、あるもので、ほっこりする和食◎
ハンガリーで作る「ふろふき大根」と「肉味噌」作り方・レシピ。 は、こちらからどうぞ♡
大抵「ふろふき大根」というと「ごま味噌」など練り味噌をのせていただますが。
今日は、と〜ってもシンプルに辛子と白ごまをのせていただく「ふろふき大根」
以前の記事、白ごまを使ってフードプロセッサーで作る!簡単「ごま味噌」作り方・レシピ。は、こちらはどうぞ♡
材料は、大根、お米の研ぎ汁、お水、昆布、白ワイン、塩、醤油、辛子、白ごま。
作る手順は、5つ。
- 大根を輪切りにして、面取りをする。
- お米の研ぎ汁で下茹でをする。
- 大根を洗う。
- お水、昆布、お醤油などと一緒に煮る。
- 辛子、白ごまをかける。
お米の研ぎ汁で下茹でをすることで、大根のアクを取って。
シンプルに昆布とお醤油で味付けをした、あっさりの「ふろふき大根」
コトコトと煮て、火を一度止めることで味がじわ〜っと染みて◎
「おでん」を作った時も、同じように下ごしらえをしましたが。
この一手間が、美味しくなるポイントだな〜と◎
詳しい「大根」の下ごしらえは、
ハンガリーで作る「おでん」大根・人参・じゃがいも・たまごの下ごしらえ。こちらからどうぞ♡
「ふろふき大根」とは?
「ふろふき大根」は、漢字で書くと「風呂吹き大根」
風呂吹きは、お野菜などを茹でたり、煮たものに練り味噌をかけて食べる日本料理。
なぜ「風呂吹き大根」というのかな?と、ちょっと調べてみました。
由来には、3つほど諸説があるようです。
1つ目は、漆職人が冬に漆風呂※で漆がなかなか乾燥せず困っていたところ、
大根の茹で汁を霧吹きでかけるといいと教えられて。
「漆風呂に大根の茹で汁で吹きかける」方法がうまくいったそうです◎
「風呂を吹いた大根」から「風呂吹き大根」と呼ばれるようになった説。
※漆器を適度な湿度と温度に保ち保管する場所。
2つ目は、大根が身体にも良く(不老=老いない)、安く経済的な食材のため(富貴=富もあり身分も高いこと、「不老富貴(ふろうふき)」の意味から、という説。
3つ目は、昔は「風呂」というと蒸し風呂で、蒸し風呂で息を吹きかけて垢を取ることや、取る人のことを「風呂吹き」と呼んでいたそうです。
「風呂吹き大根」を食べる時。
ふーふーっと冷ましながら食べる様子が、体に息を吹きかけている姿と似ていることから「風呂吹き大根」と呼ばれるようになった説。
では。
辛子と白ごまをかけて食べる!簡単「ふろふき大根」作り方・レシピをご紹介します♡
辛子と白ごまをかけて食べる!簡単「ふろふき大根」作り方・レシピ。
:材料:
- 大根 500g
- お米のとぎ汁 適量(大根がひたひたにかぶるくらい)
- お水 適量
- 昆布 10cm (昆布がない場合は粉末だしなどで◎)
- 白ワイン(または酒) 大さじ2
- 醤油 小さじ1
- 塩 小さじ1
- 辛子 お好みで
- 白ごま お好みで
:作り方:
大根の下ごしらえ
1. 大根を約2〜3cmの厚さの輪切りにします。
2. 皮を剥いて、面取りをします。
3. 片面だけに十字の切り目を入れて、お鍋に入れます【写真左】
4. お鍋にお米のとぎ汁(またはお水)を入れて、約15分茹でます【写真右】
約15分後。
たっぷりアクが出てきています【写真左】
このお湯を捨てて、アクがついている茹でた大根をさっとお水で洗います【写真右】
大根を煮る。
1. 下ごしらえした大根、昆布をお鍋に入れて、ひたひたになるくらいのお水を入れます。
2. 醤油、白ワイン(または酒)、塩を入れて30分ほど中火で煮ます【写真左】
約30分後。
3. 火を止めて、フタをしたまま冷まします※【写真右】
※これで、昆布のお出汁を染み込ませます◎
粗熱の取れたものは、こちら♡
4. お皿に昆布、大根を盛り付けて、辛子と白ごまをお好みでかけたら、できあがり♡
今日は、辛子と白ごまをかけて食べる、シンプルな「ふろふき大根」をご紹介しました。
ふろふき大根は、冬の季語でもある冬のお料理ですが。
あっさりさっぱり食べられるので、暑い夏でも昆布のお出汁に漬けたまま冷蔵庫で冷やして食べるのも美味しいな〜と◎