ハンガリーで作る「賀茂なすの田楽」
京野菜の丸い形をした賀茂なす。
ハンガリーで収穫されたものを使って作る「賀茂なすの田楽」
先日、農家の方から連絡が来て「Kamo:カモが採れたよ〜!」と。
カモ?鴨??
一瞬、何のことかわからず。。
ぽかんとする私に、農家の方が「ナスのカモ!」と。
もしかして、、賀茂茄子!??
ここハンガリーで京野菜の「賀茂なす」に出会いました◎
まさかのまさか。
本当にびっくりしました。
賀茂なすといえば、、揚げ浸しにしようか、暑いし浅漬けもいいな〜なんて考えた中。
せっかくなので、定番の「賀茂なすの田楽」に決定!
賀茂なす。
京の伝統野菜に認定されている「賀茂なす」
別名、大芹川:おおせりかわ。
京都の芹川で盛んに栽培されていたことからこの名前が生まれたそうです。
旬の時期は、5月中旬から9月下旬。
丸い形が特徴的で、大きさは1つ約300〜500gくらい。
加熱しても崩れにくく、食感が良く、甘みとコクのある「なすの女王」とも呼ばれる賀茂茄子◎
栽培は、風で葉が触れるだけで傷が入ってしまったり、
また葉が大きいので、かげになった部分は表面の色が薄くなってしまったり、、と、とっても繊細なお野菜。
そんな手間のかかる「なすの女王」の賀茂なす。
ハンガリーの農家の方が大事に大事に育てられたことが伝わってくる、
ずっしりと重く、ピカピカ光る賀茂なす◎
田楽味噌。
田楽味噌は、白味噌や赤味噌を使うことが多いですが。
今日は、ハンガリーのアジア食材店で購入した田舎みそを使って作ります。
賀茂なすを厚切りにして。
フライパンで焼き。
田楽味噌をのせて。
ごまや木の芽、ケシの実をのせて食べられることが多いですが。
ここハンガリーでも簡単に手に入る「ケシの実」をのせてみました◎
本来、田楽味噌には、味噌、砂糖、酒、みりんを使用しますが。
ここハンガリーでは、みりんはなかなか手に入らないので。
味噌、砂糖、白ワインを使って作っていきます◎
では、フライパンで焼いて作る「賀茂なすの田楽」の作り方・レシピをご紹介します♡
フライパンで焼いて作る「賀茂なすの田楽」作り方・レシピ。
:材料:
- 賀茂なす 2個
- サラダ油 適量
味噌田楽
- 味噌 100g
- 砂糖 小さじ2〜2.5
- 酒(または白ワイン) 大さじ3
:作り方:
1. 賀茂なすを厚め(2〜3cm)にカットします。
2. フライパンにたっぷりの油を入れて、①を弱火〜中火で中が柔らかくなるまで焼きます。
賀茂なすを焼いている間、味噌田楽を作ります。
3. 小鍋に味噌田楽の材料を入れて、トロッとする状態まで少し煮詰めます。
4. ②の焼きあがった賀茂なすをお皿に盛り付けます。※
※ハンガリーではシソはないので、代わりにバジルを使いました◎
5. 味噌田楽をのせて、ケシの実をかけて、できあがり♡
今日は、ハンガリーで作る「賀茂なすの田楽」をご紹介しました。
賀茂なすの独特な歯ごたえ、田楽味噌の甘辛さに、ケシの実の香ばしさがアクセントになって◎
農家の方に感謝しながら、おいしくいただきました♡