こにはめも

ハンガリーのキッチン「Konyha:こには」 より料理とレシピのメモ

レモンなし。コトコトと長時間煮る「いちごジャム」作り方・レシピ。

レモンなし。コトコトと長時間煮る「いちごジャム」

レモンを加えずに、いちごとお砂糖だけで作る「いちごジャム」

 

先日、農家の友人に、色鮮やかに仕上げる「いちごジャム」の作り方を教えてもらい、作ってみました。

強火で短時間煮て、最後にレモン汁を加えて作る方法◎

これで、きれいな赤い「いちごジャム」になるよ〜と農家の友人に教えてもらったのですが。。

 

別のハンガリー人の友人と「いちごジャム」の話題になった時。

彼女は、コトコトと弱火で長時間煮て、水分を蒸発させて作る、と。

果肉の原型を留めないくらいとろとろなジャムが理想的!という、、農家の友人とは全く逆のことを話していて。

 

またまた市場で美味しそうないちごを見つけたので。

これは試してみたいな、と実験してみました◎

 

以前の記事、色鮮やかに仕上げる!「いちごジャム」作り方・レシピ。 は、こちらからどうぞ♡

konyhamemo.hatenablog.com

 

今年は、いちごの甘い香りに誘われて、、いちごジャム作りも3回目◎

1回目、2回目とレモン果汁を加えて、「いちごジャム」作りをしましたが。

今回は、レモンを加えずに作っていきます◎

 

今年1回目の「いちごジャム」作り。

一晩寝かせて作る「いちごジャム」作り方・レシピ。 は、こちらからどうぞ♡

konyhamemo.hatenablog.com

レモンなし。コトコトと長時間煮る「いちごジャム」

レモンなし。コトコトと長時間煮る「いちごジャム」

材料は、いちご、お砂糖(きび砂糖使用)。

作る手順は、3つ。

  1. いちごをよく洗いヘタをとる。
  2. お砂糖と一緒に冷蔵庫で一晩休ませる。
  3. いちごと出てきた水分をとろとろに煮詰める。

レモン果汁を加えずに、シンプルにいちごとお砂糖だけで作るジャム。

前回のように焦げないようにぐるぐる底から混ぜることもなく。

たま〜に混ぜてあげて、ただただコトコト煮る「いちごジャム」作り◎

「ジャム作り」にレモンを入れるのはなぜ?

 よくジャムを作る時にレモンを入れることがありますが。

レモンは「ジャム作り」にどんな効果があるのか?

ちょっと調べてみました◎

 

レモンを入れる理由は、主に2つ。

  1. とろみをつけるため。
  2. 色を鮮やかにするため。

 

なぜこんな効果があるのか?というと。

果物やお野菜に含まれる「ペクチン」に、酸とお砂糖を加えて加熱すると、ゼリー状に固まる性質があるようです。

お野菜や果物によって「ペクチン」の量が違うようなので。

レモンを使って補ってあげる、と◎

 

ちなみに、ペクチンが多い果物は、レモン、オレンジ、グレープフルーツなどの柑橘類、いちご、アプリコット、りんご、バナナなど。

完熟「いちご」

完熟「いちご」

いちごもペクチンの含有量が多いようなので。

今日は、レモンを使わずに。

コトコトと煮て作る「いちごジャム」の作り方・レシピをご紹介します♡

レモンなし。コトコトと長時間煮る「いちごジャム」作り方・レシピ。

:材料:

  • いちご   1kg
  • 砂糖(きび砂糖使用)※  150g

※ハンガリーでは、果物の半分の量(50%)のお砂糖を使用することが一般的ですが。

今回も、いちごの甘味を生かして。

いちご1kgに対してお砂糖(きび砂糖)を150g(15%)使用します◎

:作り方:

いちごジャムの下準備。

1.  いちごを流水でよく洗います。

2. いちごのヘタを取り、容器へ入れます【写真左】

3. お砂糖をかけます【写真右】

4. 冷蔵庫で一晩寝かせます。

ヘタを取ったいちごにお砂糖をかけて、冷蔵庫で一晩寝かせる。
ヘタを取ったいちごにお砂糖をかけて、冷蔵庫で一晩寝かせる。
ヘタを取ったいちごにお砂糖をかけて、冷蔵庫で一晩寝かせる。

冷蔵庫から取り出すと、いちごからたっぷり水分が出てきています◎

冷蔵庫から取り出した「いちご」

冷蔵庫から取り出した「いちご」

横から見ると、こんな感じです◎

冷蔵庫から取り出した「いちご」

冷蔵庫から取り出した「いちご」
いちごジャム作り。

1. お鍋に入れて、中火で煮はじめます【写真左】

2. 沸騰し始めたら、弱火にしてコトコトと煮ます※【写真右】

※焦げないように、たまに混ぜながら煮ていきます◎

お鍋に入れて、中火で煮て、沸騰したら弱火で煮詰めていく。
お鍋に入れて、中火で煮て、沸騰したら弱火で煮詰めていく。
お鍋に入れて、中火で煮て、沸騰したら弱火で煮詰めていく。

コトコト、コトコト弱火で煮ながら、

たまに様子を見て、混ぜて、、その間は別のことをしたりして。

 約5時間後。

弱火で約5時間煮た「いちごジャム」

弱火で約5時間煮た「いちごジャム」

まだ水分があったので、、もう少し煮詰めていきます。

その間に、ジャムを詰める瓶の煮沸消毒をします◎

ビンの煮沸消毒&ジャムを詰める。

1. きれいに洗った瓶とフタをお鍋に入れて、お箸などで転がしながら、ぐつぐつと約5分ほど煮ていきます。

ジャムを詰める瓶の煮沸消毒をする。

ジャムを詰める瓶の煮沸消毒をする。

さらに約30分煮詰めて見ると。

とろとろになってきたので、ここで火を止めました◎

さらに約30分煮た「いちごジャム」

さらに約30分煮た「いちごジャム」

2. 出来上がった温かいジャムを煮沸消毒した①の瓶に詰めていきます【写真左】

3. フタをしっかりと閉じます【写真中央】

4. タオルや布巾などに包んでゆっくりと冷ましていきます【写真右】

ジャムを詰めて、瓶のフタを閉じて、布巾などに包んでゆっくりと冷ます。
ジャムを詰めて、瓶のフタを閉じて、布巾などに包んでゆっくりと冷ます。
ジャムを詰めて、瓶のフタを閉じて、布巾などに包んでゆっくりと冷ます。
ジャムを詰めて、瓶のフタを閉じて、布巾などに包んでゆっくりと冷ます。

5. できあがり♡

レモンなし。コトコトと長時間煮る「いちごジャム」

レモンなし。コトコトと長時間煮る「いちごジャム」

今日は、レモンを使わずに、コトコトと煮る「いちごジャム」をご紹介しました。

 

レモンを入れることで、簡単にとろっとすることができるようですが。

いちごには「ペクチン」が多く含まれているようなので、

敢えて入れずにコトコトと煮て「いちごジャム」作りをしてみました。

 

結果は、時間をかけただけとろりとして。

お砂糖の量もかなり少なめで作っているので、いちご本来のお味が味わえるジャムになったかな〜と◎

 

温かいジャムを瓶に詰めて、布巾などで包み置いておくと。

瓶の蓋が「ペコ」っと空気が抜けて、音がなるのですが。

あ、上手にできたかな、と嬉しくなる瞬間◎

 

詰めた時、ちょっと盛り上がっていた瓶のフタ【写真左】が、

空気が抜けて、ペコっと凹んでいるフタ【写真右】になっていると◎

瓶のフタの様子。
瓶のフタの様子。
瓶のフタの様子。