ハンガリーのイースターの食習慣。茹でハム「Húsvéti sonka:フーシュヴェーティ ションカ」
今日は、イースターマンデー。
ハンガリーのイースターに食べられる茹でハム「Húsvéti sonka:フーシュヴェーティ ションカ」
コトコトと煮て柔らかくなったハムと、ハムと一緒に茹でる煮たまご。
ほんのり燻製のお味がする煮たまごも美味しく。。
たっぷりの生野菜を添えて、ホースラディッシュ(西洋わさび)と一緒に食べるイースターならではのハンガリー料理◎
ハンガリー語でイースターのことを、Húsvét:フーシュヴェート。
ハムのことを、sonka:ションカと言って。
「Húsvéti sonka:フーシュヴェーティ ションカ」その名も、イースターのハム。
とってもシンプルなお料理、かつ日持ちもするので。
イースター休暇に数日かけて食べるハンガリー人も多いこのお料理。
この時期は、1キロ単位の大きなハムを購入するハンガリー人がたくさん!
昨日は、イースターマンデーのハンガリーの習慣をご紹介しましたが。
今日は、イースターの食習慣をご紹介します◎
ハンガリーのイースター習慣については以前の記事、ハンガリーの春の山を歩く。 こちらからどうぞ♡
ハンガリーのイースターの食習慣。
イースターは、毎年日付が変わる移動祝日。
春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日とされていて。
今年は、4月4日。
そして、キリスト教徒の方の中には、イースターより40日前「灰の水曜日」からイースターの前日「聖土曜日」までベジタリアンのような生活を送る「四旬節:しじゅんせつ」という期間を過ごすそうで。
今年は2月17日より四旬節。
昔はこの四旬節の間は、お肉、たまご、乳製品などは禁止されていて。
食事は1日1回ととても厳しかったそうですが。
今は、18歳から60歳までの健康な方のみ。
そして、1日3回の食事の内、1回は十分な食事をとって、後の2回は軽くすること、とされているようです。
ハンガリー人の友人達の中でも、厳格に守っている方と、そうではない方といますが。
この四旬節が開けると、この茹でハム「Húsvéti sonka:フーシュヴェーティ ションカ」を食べる、というのがハンガリーの食習慣◎
イースターのハムとたっぷりの生野菜。
今年は、ラディッシュ、トマト、きゅうり、パプリカ、紫玉ねぎと。
以前ご紹介しましたイースターのパン、ハンガリーの編み込みパンと一緒に◎
以前の記事、【天然酵母】ハンガリーの編み込みパン「Fonott kalács:フォノット カラーチ」作り方・レシピ。 は、こちらからどうぞ♡
そして、茹でハム「Húsvéti sonka:フーシュヴェーティ ションカ」に欠かせない、ホースラディッシュ(西洋わさび)。
お肉屋さんオススメの手作りハムに、すりおろしたホースラディッシュをのせて。
茹でるとパサパサになるから少し脂ののった部位がいいよ〜とオススメしていただいたお肉屋さん特製の手作りハム。
そんな茹でハムとホースラディッシュは相性がぴったり◎
マーケットで農家の方からホースラディッシュ(ハンガリー語でTorma:トルマ)を見つけてきたので購入してきました◎
では、ハンガリー人の友人に教えてもらった、ハンガリーのイースターに食べられる茹でハム「Húsvéti sonka:フーシュヴェーティ ションカ」の作り方・レシピをご紹介します♡
ハンガリーのイースターに食べる!茹でハム「Húsvéti sonka:フーシュヴェーティ ションカ」作り方・レシピ。
:材料:
- ハム お好みで ※
- たまご お好みで
- ローリエ 1枚
- 生野菜
- ホースラディッシュ(西洋わさび)
※お肉屋さんによると、ハム1kgに対して約1時間半〜2時間茹でるといいそうです◎
:作り方:
1. ハムを茹でる前日からお鍋にハムを入れて、お水に漬けておきます。
2. 茹でたまごを作ります。
3. ハムをローリエと一緒に沸騰しないくらいの火力で煮ていきます。
4. 少しハムが柔らかくなってきたらゆで卵(殻を剥いたもの)を入れて煮ます。
5. ハムが柔らかくなったら、火を止めます。
6. 粗熱が取れたら、保存容器に煮汁と一緒にハムとゆで卵を入れて冷蔵庫で保存します。
7. 茹でハムをお好みの厚さにカットします。
8. お皿にお好みの生野菜、煮卵を盛り付けて。できあがり♡