【ハンガリー料理】ハンガリーのお肉屋さん直伝!「Gulyásleves:グヤーシュレヴェシュ」下ごしらえを使って簡単に完成させる方法。
ハンガリーを代表するスープ「グヤーシュ 」Gulyásleves:グヤーシュレヴェシュ。
昨日、お肉屋さん直伝!ハンガリーではちょっと珍しい作り方、牛肉を先に炒めてから作る「Gulyásleves:グヤーシュレヴェシュ」
ベース(牛肉の煮込み)を先に作り、
グヤーシュを簡単に作るための「下ごしらえ」をご紹介しました◎
今日は、グヤーシュを完成させたい前日に、冷蔵保存していたベース(牛肉の煮込み)を取り出し、簡単に「Gulyásleves:グヤーシュレヴェシュ」を完成させる方法をご紹介します◎
昨日の記事、【ハンガリー料理】ハンガリーのお肉屋さん直伝!お肉を炒めてから作る「Gulyásleves:グヤーシュレヴェシュ」下ごしらえして、簡単に作る方法・レシピ。 は、こちらからどうぞ♡
お肉屋さんが教えてくれた「グヤーシュ」を美味しく作るコツ。
日本のお味噌汁のように、家庭によっても本当に様々な作り方がされる「グヤーシュ」
はじめて購入したお肉屋さんが教えてくれた方法は、ハンガリーでも珍しい「一番最初に牛肉を焼く!」ということ。
他にもいろいろと美味しくなるポイントを教えていただきました◎
お肉屋さんが教えてくれた「グヤーシュ」を美味しく作るコツは、5つ。
- 牛肉の大きさは小さめに切る。(2cm角)
- お肉を先に焼いてギュッと旨味を閉じ込める。
- パプリカパウダーは色つく程度に入れる。
- お野菜はたくさん入れすぎない。
- 赤ワインはグヤーシュには入れない、プルクルト※には入れる。
※牛肉のプルクルト「marhapörkölt:マルハプルクルト」は、トマトとパプリカで煮込むハンガリー料理。
①と②は、昨日ベースを作る時に気をつけて作ってみました◎
③のパプリカパウダーを色つく程度に入れる、という点は、
結構入れたな〜っと思ってもそこまで真っ赤にならないので。。
ここは、「入れすぎない」ということが大事なのかな〜っと。


④のお野菜をたくさん入れすぎない、というポイントは、、
お野菜が大好きな私にはちょっと難しいな〜っと思いましたが。
「なぜ、お野菜をたくさん入れてはいけないの?」と聞くと。
たくさん入れるとスープの味が(お野菜の甘味で)甘くなるし、グヤーシュは牛肉を味わうスープだよ〜っと。
いつもは、わーっとお野菜もたっぷり入れたくなりますが。
そこはぐっと堪えて。
農家の友人が育てたセロリの根は、小さめでしたが、半分ほど使って。
葉や茎も、3本ほど、香りづけに使用しました【写真左】
人参、パセリの根、セロリの根をお肉のサイズに合わせて、小さめにカットしました◎【写真右】


赤ワインはグヤーシュには入れない、プルクルト※には入れる、これは、、
個人的には、赤ワインを少し入れた方が「グヤーシュ」もコクが出る気がしたので、、
最後に加えて、ちょっと煮込んでみました◎
※牛肉のプルクルト「marhapörkölt:マルハプルクルト」は、トマトとパプリカで煮込むハンガリー料理。
では。
【ハンガリー料理】ハンガリーのお肉屋さん直伝!「Gulyásleves:グヤーシュレヴェシュ」下ごしらえを使って簡単に完成させる方法・レシピをご紹介します♡
【ハンガリー料理】ハンガリーのお肉屋さん直伝!「Gulyásleves:グヤーシュレヴェシュ」下ごしらえを使って簡単に完成させる方法・レシピ。
:材料:
- 牛すね肉 800g
- 玉ねぎ 2〜3個
- にんにく 1〜2片
- トマト 1個
- パプリカ 1個
- セロリの根 1/2個※
- 人参 1本
- パセリの根 1本 ※※
- じゃがいも 2〜3個
- 塩 適量
- こしょう 適量
- セロリの茎 お好みで
- クミンシード 小さじ1
- ローリエ 1枚
- チリペッパー お好みで
- オリーブオイル(またはラード) 適量
- パプリカパウダー 大さじ3
- 赤ワイン お好みで
※セロリの根の代わりにセロリでも◎
※※パセリの根がない場合、ごぼうでも代用可能です◎
:作り方:
下ごしらえした「牛肉の煮込み」を冷蔵庫に入れて保存しました※【写真左】
グヤーシュを作りたい、前日に冷蔵庫から冷蔵庫から取り出すと、牛肉のゼラチン質でぷるぷるに固まっています【写真右】
※2日ほど冷蔵庫保存していました。
日曜日に完成させたい場合は、土曜日に冷蔵庫から取り出して、お料理すると◎


1. お鍋に下ごしらえして冷蔵保存していた「牛肉の煮込み」を入れます【写真左】
2. 沸騰しないように、火にかけて溶かしていきます【写真右】


3. 人参、パセリの根、セロリの根を小さめの乱切りにします。
4. お鍋にひたひたになるくらいのお水を入れて、③の根菜類を入れます【写真左】
5. セロリの葉・茎、塩、こしょう、ローリエ、クミンシード※を入れて、煮ていきます【写真中央】
※クミンシードを入れ忘れて、途中で加えました◎【写真右】



煮込んでいる間に。
グヤーシュに欠かせない、手作りパスタ「Csipetke:チペトケ」を作っていきます◎
手作りパスタ「Csipetke:チペトケ」については、
【ハンガリー料理】手作りパスタ「Csipetke:チペトケ」作り方・レシピ。名前の意味とは? こちらからどうぞ♡
薄力粉、卵、お塩をボウルに入れて【写真左】
まとまるまでよくこねて、パスタ生地を作ります【写真右】


根気よ〜く、一つ一つ、つまみながらパスタを作り【写真左】
お鍋で茹でて「Csipetke:チペトケ」を完成させていきます◎【写真右】


6. じゃがいもを小さめの乱切りにします【写真左】
7. ⑥を加えて、柔らかくなるまで煮ます【写真右】


8. 火にかけながら、パプリカパウダーを加えます【写真左】
9. お味見をしながらお好みで塩、こしょう、チリパウダーなど※を加えてお味を整えていきます【写真右】


※以前ご紹介しました、韓国の水炊き「タッカンマリ」の時にコチュジャンの代わりに使用した辛いパプリカとお塩で作られたハンガリーの調味料「Erős Pista:エルーシュ ピシュタ」と赤ワインを少し加えて煮込んでみました◎


10. 手作りパスタ「Csipetke:チペトケ」を盛り付けます。
11. グヤーシュを盛り付けて、できあがり♡
今日は、【ハンガリー料理】ハンガリーのお肉屋さん直伝!「Gulyásleves:グヤーシュレヴェシュ」下ごしらえを使って、簡単に完成させる方法をご紹介しました♡
牛肉を先に焼いて、「牛肉の煮込み」を作り。
その煮込みを使って作る「Gulyásleves:グヤーシュレヴェシュ」
作業を分けることで、ぐっと簡単に作ることができる方法◎
お肉屋さんに教えてもらった美味しくなるポイントを気をつけて作ってみると、
ハンガリー人の友人達も美味しい!と喜んでくれて◎
手作りパスタ「Csipetke:チペトケ」はちょっと手間がかかりますが。。
グヤーシュの中に入っていると。
本場!ハンガリーの「グヤーシュ」という感じに仕上がるので、、美味しくできることを考えて、、せっせと作りました◎
明日は、この手作りパスタ「Csipetke:チペトケ」の生地を作るポイントについて、ご紹介します♡