【天然酵母パン】美味しく焼く方法とは?
ハンガリーでは天然酵母パンの焼く方法は、ふたつ。
ひとつはフタ付きの耐熱容器に入れて。
もうひとつは水蒸気が出るように耐熱容器にお水を入れて、天板にのせたパン生地と一緒に焼く。という方法。
何度か耐熱容器にお水を入れて水蒸気を出し、パンを一緒に焼く方法も試してみましたが、、パンがうまく膨らんでくれなかったり、、と残念ながら失敗。
それからはいつも、フタ付きの耐熱容器に入れて焼いています。
日本では天板にパン生地をのせて、そのまま焼く方法があるそうなので。
その方法も取り入れて!
今日は天然酵母パンの美味しく焼ける方法を比較!
①耐熱容器に入れたもの。
②そのままパン生地を入れたもの。
天板の上に2種類のせて焼きました。
水蒸気が出るような、耐熱容器にお水を入れたり霧吹きをかけるなどもなし。
焼き方によってどのように焼きあがるか!?
美味しく焼ける方法を探すため、実験してみました♡
すっかり秋めいてきて、朝晩は冷え込むことが多くなってきたハンガリー。
木々の葉っぱも少しづつ黄色くなってきているような気がします。
天然酵母が元気になる暖かい気温ではないので、発酵がうまくいかないかな、、と少し不安になりましたが、しっかりと焼けてくれてホッと一息。
今回は、基本の天然酵母パンの作り方に小麦胚芽を足して、小麦胚芽入り天然酵母パン。
3つのパンを焼くために、生地を3つに分割。
保存容器に入れ、一晩寝かせておいたパン生地はこんな感じです。
基本の天然酵母パンの作り方をご覧になりたい方はこちらからどうぞ♡
【天然酵母パン】基本の天然酵母パン作り。パンを焼く。 - こにはめも
小麦胚芽入り天然酵母パンのレシピはこちらから♡
フタ付きの耐熱容器に入れて焼く理由。
フタ付きの耐熱容器に入れて焼く理由は、パン生地から出てくる水蒸気でパンの皮がパリッと焼ける、という効果があるため。
ハンガリーでは天然酵母パンをこのように焼くことが一般的。
フタを少しお水で濡らし、フタを閉じてオーブンで焼くともっとパリッ!と焼きあがる嬉しいポイント◎
フタ付きの耐熱容器に入れたもの vs そのまま焼いたもの。
フタ付きの耐熱容器に入れたもの、そのまま焼いたもの、比較をするために2回焼いてみました。
1回目はこんな感じに焼き上がりました♡
写真は左側が焼く前。右側が焼き上がったものです。
そのまま生地を入れて焼いたパンも膨らんでくれていますが、
フタ付きの耐熱容器のパンの方が、パンの切り込み(クープ)が割れてくれています。


2回目はこんな感じです♡
1回目と同様、フタ付きの耐熱容器に入れたものの方がパンの切り込みが割れて膨らんでいます。
1回目の際、そのまま焼いたものが焦げそうになってしまったので。。オーブンの温度を200℃に下げてみました。(1回目は220℃)
左側が焼く前。右側が焼き上がったもの。


焼き上がった天然酵母パンの結果。
焼き上がった天然酵母パンをカットしてみると。
フタ付きの耐熱容器に入れて焼いたパン。


フタ付きの耐熱容器に入っていたパンの皮はカリッと硬め。
そのまま焼いたパン。


そのままパン生地を入れて焼いたパンの皮は少し柔らかめ。
中はどちらもしっとり、もっちもちです。
お味もどちらも天然酵母の独特な酸味と風味。
焼きたてパンにバターをつけて美味しくいただきました♡
結果は好みによって焼き方を変えられることがわかりました◎
カリッと硬めのハードタイプが好きな方にはフタ付き耐熱容器に入れて。
少し柔らかめが好きな方にはそのまま焼く方法。
また、焼きたいパンの種類によって焼き方を変えてみるのも、天然酵母パンの美味しさを引き出すのにいいかもしれません♡