ハンガリー人に欠かせない「Paprika:パプリカ」
ハンガリー特産のうすい黄色のパプリカ。
今はパプリカの季節。
ハンガリーの市場やスーパでは山積みになって売っている、ピーマンの形を少し細長くしたような形。
色は、うすい黄色、または熟してほんのりオレンジ色になったものとか。
いろんな種類のパプリカがある中で、
この「パプリカ」や「パプリカパウダー」はハンガリー料理には欠かせないもの。
以前の記事、 ハンガリーを代表する、ハンガリー料理のグヤーシュとパプリカパウダーについて。は、こちらからどうぞ♡
ハンガリーを代表するスープ「グヤーシュ」の作り方・レシピは、ハンガリー人直伝!本場「Gulyás leves: グヤーシュ レヴェシュ」作り方・レシピ。こちらからどうぞ♡
ハンガリー特産「パプリカ」ってどんなお味?
ハンガリー特産パプリカのお味は、主に2つ。
- édes イーデシュ: 甘口
- csípős チープーシュ: 辛口
一般的に食べられているパプリカは「édes:イーデシュ」辛くないパプリカ。
ハンガリー語を直訳すると甘い、ですが。
決してあま〜い!という感じではなく、辛くないという意味でハンガリー人は甘口と表現するのかな、と。
程よい酸味と甘み、ほのかに苦味もあったりして、パプリカの香りもさわやか◎
生のままバリバリ食べるハンガリー人も多く。
こってりハンガリー料理などに合わせて食べると、さっぱりするお野菜。
別の種類の真っ赤なハンガリーの「カーピアパプリカ」、
ハンガリーのパプリカ「Kápia paprika:カーピアパプリカ」についての記事は、こちらからどうぞ♡
ノーベル賞受賞のきっかけ?パプリカのこぼれ話。
このハンガリー特産の「パプリカ」
実はノーベル賞を受賞したハンガリー人の生理学者セント=ジュルジ・アルベルトさんのビタミンC発見の鍵を握っていたようです。
ビタミンCの発見のきっかけになった、ちょっとしたこぼれ話があって。
ある日、セントジュルジさんの奥さんが晩ごはんの食卓にパプリカをそのまま出したところ。
彼は、パプリカ食べたくなかったので生のパプリカをそのままポケットに入れて、、
奥さんの機嫌を損ねないように、、
『ちょっと研究室でパプリカのことを調べたいんだ』と言ったそう。上手。。
そのパプリカを調べたことによって、レモンやオレンジより多くのビタミンCを含んでいることもわかったとか。
もしその日に奥さんに怒られないようにパプリカを食べていたとしたら、、ビタミンCの発見につながらなかったのかな。
真夏のビタミンC補給に、今年もパプリカ大活躍しそうです◎