ハンガリー人の生活を支える橋。
ブダペスト中心部にはドナウ川にかかる橋が4つほどあり、
その中で一番南にある橋がこの自由橋「Szabadság híd:サバッチャーグ ヒード」
ハンガリー語の意味は、
Szabadság:サバッチャーグ =自由
híd:ヒード =橋
Szabadság híd:サバッチャーグ ヒード= 自由橋。
この「自由橋」のブダ側にはゲッレールトの温泉、ゲッレールトの丘などがあり、
ペスト側には、ハンガリーのお土産や、新鮮な食材を買うことのできる中央市場などがあります。
「フェレンツ・ヨージェフ橋」から「自由橋」へ。
この自由橋、かつては「フェレンツ・ヨージェフ橋」と呼ばれ、
橋が作られた1847年、当時オーストリア=ハンガリー帝国の国王の名前だったそうです。
フェレンツ・ヨージェフ一世がこの橋の最後の部品を打ち込んで出来上がったことから命名されたとか。
現在は名前が変更されて、「自由橋」と呼ばれています。
ブダ側から自由橋を渡りはじめると、左手にゲッレールトの丘、洞窟教会、ドナウ川にかかるエルジェーベト橋、そしてその先に王宮が見えてきます。
自由橋の建築に関わった方々の名前プレート。
橋を渡って行く途中に、この自由橋の設計に関わった方々のお名前が書かれたプレートがあります。
ブダペストの東駅の建築にも関わった、Feketeházy János:フェケテハージ・ヤーノシュさんなど。
当時は近代的な橋のデザインに、人々は驚いたそうですが。
この自由橋は、第二次世界大戦の終わりにドイツ軍が爆破したことにより橋の中間部は崩壊、、翌年に修復されました。
自由橋の建築に関わった方々のお名前のプレートは橋が作られた当時のもの、そのまま残されているそうです。
ブダペストの東駅については、
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橋の上から見守る?伝説の鳥「トゥルル:Turul」
また自由橋を支える4本の柱、その上にはハンガリーの神話に登場する伝説の鳥「トゥルル」が見られます。
この"トゥルル"、ハンガリーを象徴する鳥として、
ブダペストの王宮や、ハンガリー国内でも銅像を目にすることがあります。
歩いて渡って、ドナウ川の眺めを堪能!
自由橋は路面電車と車が走る道路と、
その両サイドには自転車や歩行者も歩いて渡れるようになっているので、
お天気の日に、橋を渡るとドナウ川、そしてブダペストの景色を堪能することができます◎
ブダペスト滞在の際、ゲッレールトの温泉に入って、ドナウ川にかかる自由橋を渡り、中央市場までお散歩&ショッピングというのもオススメです◎