作曲家「リスト」が過ごした場所。
ハンガリーといえば、「フランツ・リスト」というくらい有名な作曲家。
ブダペストの国際空港の名前も現在は、「リスト・フェレンツ国際空港」
リストが過ごしたおうちもブダペスト市内にあり、
最期に過ごしたというお部屋は博物館として残っています。
今日は、歩いていてたまたま目に入ってきた、
フランツ・リストの生誕200年を記念して作られた石のプレート。
ハンガリーでは、生前、素晴らしい功績を残した方の名前と職業、受賞歴などを石のプレートに記し、
住んでいた家の前などに貼り付ける習慣があります。
ゆっくりお散歩なんかをしていると、
あちこちで様々な職業の方(俳優、音楽家、医師、弁護士、作家、研究家、学校の先生など)の記念プレートを見ることができて。
歩きながら、歴史を感じられる瞬間でもあったり。
また、ハンガリー人の名前は、日本と同じように『姓、名』の順番で名乗ります。
例えば、フランツ・リスト。
これはドイツ語ですが。
ハンガリー(ハンガリー語)では、 Liszt Ferenc :リスト(姓)・フェレンツ(名前)。
苗字、名前と日本と同じように名乗ることは、ヨーロッパの国の中でもとても珍しいな、と。
フランツ・リストは指が長く大きな手をしていたので、手を強調しているデザインのようです。
リストは作曲家としてだけではなく、「ピアノの魔術師」と呼ばれるくらい、どんな曲でも弾きこなす素晴らしいピアニストだったそう。
記念プレートに書いてある内容は、
「リストは彼の友人達とよくこの建物の中で夜を過ごしていました。」
友人の方のお宅に遊びに来て、ワインなど飲んでいたのでしょうか。
建物の外観は、こちら。
建物のある通りは、「Hold utca:ホールド ウッツァ」
ハンガリー語を直訳すると、月通り。
この通りには市場もあって、並ぶ建物は歴史を感じられるものが多く、趣のある並木通りです。
作曲家リストもお散歩をしたかもしれない、と思いながら通りを抜けると、広場が。
今日は厚い雲に覆われたブダペストでしたが、
ここにかつては本当に偉人の方が生活したことを改めて感じることができ、なんとも感慨深いな、と。
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