ハンガリー料理 Gulyás:グヤーシュ。
ハンガリー料理といえば、 "Gulyás:グヤーシュ" というくらいハンガリーを代表するシチューのようなスープ。
材料は主に、牛スネ肉、パプリカ、トマト、にんにく、玉ねぎ、人参、セロリの根、パセリの根、ジャガイモなど。
スープに手作りの "Csipetke:チペトケ" という小さいパスタを入れて、完成♡
作る作業 (パスタをちぎる感じ) がチペトケ、という音にぴったりだからそう呼ばれるようになったとか。
ハンガリー料理は基本的にラード (豚や鴨などの脂) を使って調理をするので、旨味もコクも、カロリーもすごい。
たまに食べるのは本当に美味しいけれど、私が作る時はオリーブオイルなどで代用してあっさり「グヤーシュ」にしています♡
ハンガリー料理に欠かせないパプリカパウダー。
また、グヤーシュにも調味料として使う、パプリカパウダー。
ハンガリー料理には欠かせないスパイス。
ハンガリー語では "Piros paprika:ピロシュパプリカ"。
辛さは甘口〜辛口と様々。
パプリカをよ〜く乾燥させたものを挽いてパウダーにしたもの。
ハンガリー人は卵焼きにかけたり、パンにバターのようにラードをぬって、その上にふりかけたり、ハンガリーの食卓には欠かせないスパイス。
日本人のお醤油のようなものかな。
ハンガリーのスーパーや市場などで購入可能。
これは市場で出会ったもの。
ビニールの袋に入って、ゴムでぎゅっと縛って売っていた手作り感満載のパプリカパウダー。
私が手作りしたのよ〜!味見してみて〜!っと元気なおばさまから購入しました。
色は鮮やかな赤!ここが手作りのパプリカパウダーのポイントだそうです。
パプリカのお味や香りは、カレーや煮込み料理に入れてもとっても◎
美味しくなるのでよく使用します♡
外で楽しむグヤーシュ。
ハンガリーでの本来のグヤーシュの作り方は、「Bogrács:ボグラーチ」という焚き火の上に吊り下げて使うお鍋で作ります。
コトコトと時間をかけて、おしゃべり大好きなハンガリー人は何時間もお鍋のまわりでワインやビールを飲みながら仲間と楽しく作る、という夏のお楽しみ♡
外で過ごすことが気持ちのいいこの時期。
キャンプ道具やBBQ用品と一緒に "ボグラーチ" もショッピングモールや大型スーパーなどで売りはじめると夏が来たのかな〜っと思わされる品。
屋外で、火をくべて、コトコトと煮る。
時間はかかるけれど、これはキッチンで作ったものとは違った美味しさを味わえる「グヤーシュ」♡
ハンガリーで、焚き火の上でコトコトと煮たボグラーチのグヤーシュに出会ったら、ぜひお味見してみて下さい♡